大血管浸潤腫瘍治療センター設立

当院で大血管浸潤腫瘍治療センターが設立され、当班尾原医師がセンター長に就任致しました。
大血管浸潤腫瘍とは、様々な腫瘍が、身体のなかで最も太く重要な大動脈や下大静脈といった血管（大血管）を巻き込んで広がった（浸潤した）腫瘍です。可及的速やかな外科的手術が必要となる症例や、化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的治療後に外科的手術が可能になる症例もあります。いずれの場合も手術においては、他臓器合併切除、大血管合併切除、各臓器の術中血流維持など、複雑な手術手技と段取りが求められ、極めて高難度な手術となります。

当班は長い歴史の中で血管手術の技術と経験を培ってきました。他院では手術困難と判断された大血管浸潤腫瘍の症例も、当班の血管手術経験を存分に発揮しながら各診療科・各部門のエキスパートと連携することで、手術が可能になる方も少なくありません。当院で患者さんが最適な治療を受けられるよう、私たちは日々全力で努力して参ります。

（※こちらは、慶應義塾大学病院大血管浸潤腫瘍治療センターHP

■外科的切除が困難な腫瘍にエキスパート達が集結し挑む：大血管浸潤腫瘍治療センターの設立
　―大血管浸潤腫瘍治療センター―
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